ピアサポート

先日、以前勤めていた相談機関で一緒に働いていたAさんに、ある事業所で偶然会いました。そこでAさんと会うことは、まったく想像していなかったので、驚きと嬉しさがありました。

Aさんには、以前の職場でとてもお世話になりましたが、現在は、同じ分野で働いているとのことでした。これからも、Aさんはこの分野で活躍されることと思います。

ところで、そのAさんと働いていた相談機関では一対一の面接が基本的な支援でした。それ以外に集団で受講する講座も用意されていましたが、基本的には個別の面接が中心でした。

Aさんは、数年前から、個別の面接でも講座でもない、対象者同士の関わり合いによる支援方法を確立されていました。いわゆるピアサポートであり、ソーシャルグループワークであり、とても魅力的な支援方法でした。弱点としては、成果が出るのに少し時間がかかる点でした。

そのことから、当時の上司からは評価されていなかったように記憶しています。

カウンセリングなどの面接による個別の支援は、効果的であることも多いですが、限界もあります。その限界を補うものの一つが、同じ課題を抱えている仲間からのサポート(ピアサーポート)です。支援者からの意見はあまり素直に聴けない方も、先行く仲間からの助言は受け入れることができる場合があります。

今の職場に移ってからも、その点を意識することが多いですね。

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